2009年2月28日土曜日

国際化社会に対応するために本当に必要なことは何か?

今回の内容は最も私があなたに伝えたいことの1つです。

「本ブログについて」にも書きましたが、
昨今「国際化社会になったので英語ぐらいできないと・・・」と思って
英語を勉強している方が増えているようです。
もし今これを読んでいるあなたがそう思っているなら
「ちょっと待った!」と言いたいです。

「国際化社会に対応すること」と「英語ができること」とは
別のことです。

非常に大切なのでもう一度いいます。
「国際化社会に対応すること」と「英語ができること」とは
別のことです。


ここでは
  • 国際化社会に対応するために必要なことは何か?
  • 具体的にどうすればいいのか?
について、私の意見を述べようと思います。


国際化社会に対応するために必要なことは何か?

私が考える国際化社会に対応するために必要なことは
次の2点です。

  1. 様々な出来事に関し、
    自分の考えや価値観を持っていること
  2. 相手が持っている考えや価値観を尊重し、
    自分の考えや価値観を押しつけない
以下それぞれについて説明します。
  1. 様々な出来事に関し、
    自分の考えや価値観を持っていること


    1番目は様々な出来事に関し、
    自分の考えや価値観を持っていることです。
    日本を離れると改めて自分が日本人であることを
    実感する出来事が多々あります。
    あなたが意識しているかどうかに関わらず、
    相手は日本人代表として見ています。
    ですので、普段から様々な出来事に関して
    自分の考えや価値観を持つことが必要です。

    オランダ留学中、中国人、台湾人、韓国人の
    クラスメートと話をしているうちに、
    日本の歴史の教科書問題や
    靖国神社訪問の話題になりました。
    「日本では歴史を事実として教えていないのか?」
    「第二次大戦中、日本がアジア諸国にしたことを
    正当化するのか?」
    「日本は第二次大戦中での出来事に対し、
    アジア諸国に謝罪していない」
    など様々な質問や意見がきました。

    幸いこの話題については以前から考えていたことでしたので、
    彼らに事実を伝え、私の考えも述べました。
    どこまで納得してもらえたかどうかはわかりませんが、
    少なくとも報道されていたことが
    必ずしも正しくないことを実感してもらえたようです。

    もし仮に英語ができたとして、
    自分なりの考え方や価値観を持っていないとしたらどうでしょうか。
    最初は「英語ができる日本人」ということで
    ちやほやされるかもしれませんが、
    「この人といても何を考えているのかがわからない」
    と言われてしまうのが落ちではないでしょうか。


  2. 相手の考えや価値観を尊重し、
    自分の考えや価値観を押しつけない

    2番目は相手の考えや価値観を尊重し、
    自分の考えや価値観を押しつけないことです。
    基本的に相手の考えや価値観が自分と異なるのは当然です。
    もともと違う家庭の下で育ち、違う学校に通い、
    違う興味があるのですから。

    オランダ留学中にクラスメートから聞いて驚いたのですが、
    オランダでは家庭を持つ場合に、
    必ずしも結婚して名字を変更する必要はなく、
    両者の同意書があれば、相続の際に同等の権利が守られています。
    どうやら、オランダでは同性愛結婚も認められていることが原因のようですが、
    結婚していなくても子供がいるという例を多く見ることができました。
    (勿論、オランダ人で結婚している人もいます。(笑))
    もし日本で結婚をせずに子供を育てようとすると、
    法律の問題もありますが、
    世間から冷たい視線を浴びることになるのではないでしょうか。

    どちらがいいか悪いかという話ではなく、
    自分にとっては正しいまたは常識と思えることも
    相手にとってはそうでない可能性もあり得ます。
    あなたがどれだけその意見や価値観に対して
    否定的に思っていたとしても、
    相手からお願いされない限り、
    こちらの意見や価値観が正しいといって、
    相手を変えようと思わない
    で下さい。


    仮にあなたが友達から
    「それはおかしいよ。こうすべきだよ」と言われたとします。
    あなたはどう思いますか?
    もしあなたがよくなりたいと思っている点について、
    アドバイスをもらったのであればいいのかもしれませんが、
    そうでない場合は
    「こっちの事情も知らないくせに、勝手に決めつけるなよ!
    大きなお世話だ!」と思いませんか?

    いずれにせよあなたが納得できるかどうかに関わらず
    「あなたはそう考えるのね」と受け止めてあげましょう。


以上、国際化社会に対応するために必要なことをお伝えしました。
再度まとめますと、
  1. 様々な出来事に関し、
    自分の考えや価値観を持っていること
  2. 相手が持っている考えや価値観を尊重し、
    自分の考えや価値観を押しつけない
これで国際化社会に対応することと英語ができることは
全く別物だとおわかりいただけたと思います。
要するに国際化社会に対応することとは、
既存の考えや価値観にとらわれずに柔軟に対応することであり、
英語はそれを伝えるための手段の一つにすぎないということです。


そして極端なことを言えば、

もしあなたが外国語ができなかったとしても、
上記の2点ができてさえいれば、あなたの考えや価値観を
外国語ができる人に通訳してもらえれば
いいということです。
逆に自分の考えや価値観がない場合は、
どれだけ外国語ができたとしても、伝える内容がない

ということになってしまいます。

自省も含めてお話をしますが、
昨今英語ができる日本人が増えていることは喜ばしいことですが、
話題に乏しいことを実感しています。
先ほども言いましたが、あなたが意識しているかどうかに関わらず、
相手は日本人代表として見ています。
旅行を含めて海外に行く機会が多い方は、
是非気にとめておいてほしいところです。


具体的にどうすればいいのか?

それでは具体的にどうすればいいのでしょうか。
1.については、テレビや新聞などのニュースで気になったトピックを選び、
その内容について
  • その内容が正しいと思うか。間違っていると思うか。
  • なぜ正しい(または間違っている)と思うのか。できれば根拠も。
  • 今後自分たちはどうすればいいのか。
というような点から考えてみるといいと思います。
日本語で考えても全く問題ありませんが、
今後英語を使いたいと思われる方は英語で考えをまとめることをお勧めします。
会社帰りに飲み屋で会社や社会の愚痴をこぼしている時間があるなら、
1日5分でも10分でもそのようなことを考えてみてはいかがでしょうか。
(個人的に飲みに行くのは大好きですが、愚痴をこぼすのは嫌いです(笑))

私はもともとこの方法を英検1級の2次試験対策として始めました。
英検1級の2次試験は5つのテーマから1つ選び、
1分間で考えをまとめ、2分間のスピーチをするというものです。
この対策のお陰で、今では様々な出来事について
自分なりに話をすることができるようになったと思います。


2.については、あなたの家族、友人、同僚など身近な人に対して、
自分とは違う価値観を受け止めてみましょう。
特にご夫婦の場合、長いこと一緒にいると
「自分と相手は同じ考えを持っている」と思われがちです。
「何で私のことをわかってくれないの?」と喧嘩になるのも
この考えが原因だと思われます。
元々違う家庭で育った二人ですから、
お互いに考えが違っていて当然だと思ってください。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やご意見、ご感想があれば、
読者登録をしていただき、コメントをいただけると幸いです。
今後の参考とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

2009年2月27日金曜日

英語のレベルに関わらず知っておいて欲しいこと(自己紹介編)

いよいよ今回から本題に入っていこうと思います。
これから数回はあなたの英語のレベルに関わらず、
英語を使う人が知っておいた方がいいことをまとめようと思います。

今回のテーマは「自己紹介編」です。
「えっ、自己紹介って名前言うだけでしょ?簡単じゃない?」
そう思ったあなた・・・

正にその通りです。(笑)

それでもなぜこの項目を挙げたのかというと、
自己紹介を軽く見ている人が多いと思ったためです。
気をつけていただきたいことは以下の3点です。
  1. 名前の部分はゆっくりとはっきりと言う。
  2. 名前と名字の間は必ず開ける。
  3. 呼んで欲しい名前を自己紹介の段階で言っておく。
以下、それぞれについて説明していきます。

  1. 名前の部分はゆっくりとはっきりと言う。

    言語に関係なく、初対面の相手には必ず名前を名乗りますよね?
    少なくともご自分の名前は自信を持って言えるはずです。
    ご両親や親戚がつけてくれた名前です。
    例えば、山田花子さんだったら、
    My name is Ha-na-ko Ya-ma-da.
    のように、恥ずかしがらずに自信をもって
    ゆっくりはっきりと
    言うことを心がけてみて下さい。

    ※通常名前を書くときには"-" (ハイフン)は必要ありません。
    ここではゆっくりはっきり言うことを強調するために、
    こういう書き方をしています。

  2. 名前と名字の間は必ず開ける。

    2番目は名前と名字の間は必ず開けることです。
    相手の人は必ずしも日本人の名前を知っているとは限りません。

    例えば、小林順さんというお名前だった場合、
    日本語を話すように
    My name is じゅんこばやし.
    とすらすらと名前を言うと、
    日本語の名前に慣れていない人は
    「じゅん・こばやし」なのか「じゅんこ・ばやし」なのか
    「じゅんこば・やし」なのかがわからないのです。

    相手に正しい名前を知ってもらうためにも、
    I'm Jun (間) Ko-ba-ya-shi.
    のように、名前と名字の間は必ず開けることをお勧めします。

  3. 呼んで欲しい名前を自己紹介の段階で言っておく。

    上でも書きましたが、相手はあなたの名前を聞くのが
    初めてかもしれません。
    またその人の出身国や話す言語によって、
    発音しにくい音もあります。
    日本人の名前の場合、3文字か4文字のものが
    多いと思いますが、
    4文字以上の名前の場合、
    日本語を知らない人にとっては
    発音が難しい場合があります。
    そのような場合は最初の2文字程度だけにするか、
    別の英語名を自分でつけるなどして、
    相手が覚えやすい名前にしてみましょう。

    「日本人なのに英語名なんて・・・」と思われる方も
    いらっしゃるかもしれませんが、
    中国本土や台湾など中国語圏の方は
    英語名を持っている方が多くいます。
    英語の授業で先生に英語名をつけてもらったり、
    好きな本や雑誌、芸能人の名前から
    英語名をつけたりするようです。
    「英語を話す時は役者になる」という思いで
    英語名をつけてもおもしろいのではないでしょうか。

    例えば、山田孝弘さんの場合ですが、
    My name is Ta-ka-hi-ro (間)Ya-ma-da.
    Please call me Ta-ka.

    と言えば、次回からはTakaと呼んでくれるはずです。

以上、自己紹介の時に心がけた方がいいことをお伝えしました。
再度まとめますと・・・
  1. 名前の部分はゆっくりとはっきりと言う。
  2. 名前と名字の間は必ず開ける。
  3. 呼んで欲しい名前を自己紹介の段階で言っておく。
特に英語を話し慣れていない方は、緊張しているためか、
かなり早口で名前を言っていることが多いように思えます。
もしあなたが名前を名乗ったにもかかわらず、
相手から再度名前を聞かれたときは
あなたの名前の言い方が間違えていたのではなく、
相手があなたの名前を聞き取れなかった場合がほとんどです。
上記の3点を思い出して再チャレンジしてみて下さい。

最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やご意見、ご感想があれば、
読者登録をしていただき、コメントをいただけると幸いです。
今後の参考とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます。

2009年2月23日月曜日

本ブログについて

このブログは以下のようなあなたに向けて書かれたものです。

・英語を長いことやっているのに、いまだに自信が持てないあなた
・「国際化社会」に対応するために英語が必要だと思っているあなた
・英語さえできれば「国際化社会」に対応できると思っているあなた
・普段は英語を使わないけれど、海外旅行に行ったときなどに
簡単な英会話ができるようになりたいあなた
・既にある程度英語ができるようになり、さらに効率的な学習を進めたいあなた

昨今、国際化社会と言われ、それに対応するために英語を勉強する人が
非常に増えているようです。
確かに本屋やインターネットを覗くと、「短期間で英語がマスターできる」と
銘打った書籍や情報商材が並んでおり、ベストセラーとなっているものもあります。
また英会話教室も盛況で、語学習得のために海外留学をしたり、
ワーキングホリデーに行く人も増えているようです。
そのような状況に「ちょっと待った!」と言いたい。

「国際化社会で生活すること」と「英語ができること」は全く別物です。
これは大切なのでもう一度言います。
「国際化社会で生活すること」と「英語ができること」は全く別物です。

こう言うと「両親のどちらかが英語圏出身なのでは?」
「海外生活が長かったのでは?」
「中学や高校で語学留学したからでは?」などと
勘ぐる方がいると思うので、
私個人のことについて若干触れておきましょう。(笑)

私は皆さんのほとんどと同じように日本人の両親から生まれ、
父親はシャンプーや化粧水などの製造業勤務、
母親は専業主婦と全く海外とは縁がない家庭に育ちました。
ですので、帰国子女ではありません。

英語を勉強しはじめたのもほとんどの方と同様に中学からです。
確かに英語は好きな科目でしたが、
30代半ばでのオランダ留学が初めての海外生活でした。
(以前は社会人になってから年に1、2度1週間ほど海外旅行に行く程度です。)

中学や高校で英語が好きになった私は、大学で英語学科に所属し、
大学3年の時に通訳案内業国家試験(現通訳案内士)に合格、
社会人になってからは英検1級を取得することができました。
(TOEICは950点、TOEFL CBTは257点を取ったことがあります[既に期限切れ])
現在ドイツにある日系企業で仕事をしている私にとって、
英語を勉強することで視野も広がり、様々な国の人と知り合いができ、
インターネットや読書も日本語と英語の両方で情報収集ができるようになったので、
英語が非常に役に立っていると言えると思います。

しかし「すべての日本人が英語を勉強すべきか?」と聴かれると、
私はそうは思いません。

仮に英語が必要だったとしても、必要な程度やレベルは
現状や今後の目標に応じて個人で違うものだと思いますし、
英語ではなく他の言語に時間を割いた方がいい場合や、
他のもっとやりたいことに使うことの方がより効率的だと思えるのです。

このブログでは以下の項目について触れようと思います。
・私の英語勉強方法
・あなたが本当に何をしたいのかを見つける
・「国際化社会で生活する」こととはどのようなことなのか?
・あなたが世界中のどこにいても、身近でできる国際化とは?
・あなたに外国語は必要?それとも不要?必要ならどの言葉?
・最低限必要な英語とは?

2009年2月22日日曜日

はじめまして。

はじめまして。
Language Matchmaker(外国語の仲人)のかんざきと申します。
このブログに寄っていただき、ありがとうございます。

ここをお読みいただいているあなたは、
英語をはじめとする外国語を勉強されているか、
外国語の学習に興味のある方だと思います。

率直にお伺いしたいのですが、
あなたはご自分の外国語力に自信がありますか?
もし、自信をもって「はい」と答えられる方は、
ほとんど参考になることはないでしょう。
他のサイトに移られることをお勧めします。(笑)

「いいえ」と答えられた方も、以下の方にとっては
役に立つ内容は少ないと思います。


  • 現在学生で、高校・専門学校・大学・大学院等への進学に向けて
    外国語の試験を受ける必要がある方。
    →ここでお知らせすることは
     受験対策用ではありませんので、
     成績アップには直接はつながらないかもしれません。
     進学後にさらに外国語力を伸ばすことも
     視野に入れてる方はどうぞ。

  • 外国語を勉強すること自体が趣味の方。
    →学習方法に関しては参考になるかもしれませんが、
    他の項目は該当しないかもしれません。

  • 仕事で外国語を現在使っている方、
    あるいはこれから仕事で外国語が必要な方。
    →学習方法に関しては参考になるかもしれませんが、
    他の項目は該当しないかもしれません。
日本で生まれ育った私が通訳案内業国家試験(現・通訳案内士試験)、
英検1級合格後、30代半ばでオランダでMBA(経営学修士)留学をし、
現在ドイツの日本企業で仕事をしています。

現在母国語の日本語に加え、英語、ドイツ語を使用し、
過去に中国語(普通語)、ハングル(韓国語)、
スペイン語、イタリア語も勉強したことがある私が、
外国語を使う楽しさや外国語学習のコツ、
海外生活を通じて思うところなどを
このブログで紹介しようと思います。

お読みになった皆さんのうち、
一人でも多くの方のお役に立てば幸いです。
よろしくお願い申し上げます。