2009年6月23日火曜日

海外にいる日本人の方へ

今回は海外で生活をしている日本人として
私の自省も含めて、同じく海外にいる日本人に対して
思うことを書かせていただきます。

現在海外で生活していて感じることですが、
外国語を駆使して世界中で活躍する日本人が増えたことは
非常に喜ばしいことです。

ところが、未だに多くの日本人の方が、
日本人同士で固まって海外の悪口や愚痴を言っている光景を見ると、
正直な話、同じ日本人として恥ずかしく思います。
それは、相手のことを理解しようという意識が欠けているためです。

「○○人はこっちのいいたいことをわかってくれない」
「だから○○人はだめなんだ」
というような話をよく耳にします。

これらは間違いなく
日本語で話ができるという安心感から出ていると思いますし、
そのような息抜きが必要なのもわかります。

私が大切だと思うのは、外国語ができるかどうかよりも
ある人があなたが予想していない行動や発言をしたときに
なぜそのような行動や発言をしたのかを受け入れる器があるか
という点です。

先ほどの「○○人はわかっちゃいない」という点については、
○○人はあなたとは別の考え方を持っているかもしれませんし、
あなたの説明が足りないのかもしれません。
またはその人が過去に嫌な体験をし、
それを回避するための行動をとっているのかもしれません。

また、こちらが「○○人はわかっちゃいない」という態度をとると、
相手も「だから日本人はわかっちゃいない」という態度をとります。
ハムラビ法典ではありませんが「目には目を、歯には歯を」ということです。

これは日本人同士で話をしていても同じだと思います。
以前私自身が錯覚していたのですが、
同じ日本人同士だと相手はあなたと同じ考えだと
思い込んでいたときがありました。

ところが、実際には生まれ育った環境も違いますので、
考え方が違って当然ですよね?
日本人同士でもこのような状況ですから
外国人ではなおさらです。

だからこそ相手のことを理解すると同時に、
あなたのことを相手に理解してもらうことが必要になります。
ほとんどの場合そのバランスが著しく欠けていることが多いのです。

勿論、外国語ができるようになれば、
より多くのことを意見交換できるようになるでしょう。
ところが、あなたが「相手のことをもっとよく知ろう」と思わない限り、
いくら外国語ができたとしても、
表面的なつきあいで終わってしまうでしょう。

あなたが意識しているかどうかに関わらず、
相手はあなたのことを日本人代表として見ています。
だからこそあなたから相手に一歩近づいて、
相手のことに興味を持ってみて下さい。
そのようなやりとりの中でお互いが抱えている誤解を解くことができ、
次回からはお互いに気持ちよく協力しあうことができるでしょう。


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ご質問やご意見、ご感想があれば、
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今後の参考とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます

2009年6月16日火曜日

英検を受験された方、お疲れ様でした

またもや更新が遅くなりました。

先日6月14日日曜日は英検がありましたね。
今回受験された方はお疲れ様でした。
手応えはいかがでしたか?

新型インフルエンザの影響もあって、
受験を次回以降に延期された方もいらっしゃったようですね。

さて、既にご存じの方もいらっしゃると思いますが、
今回の英検の解答速報が、
英検のウェブサイトに掲載されています。
詳細はこちらをご覧下さい。

自信がある方もない方もぜひ自己採点をして、
何割程度点数がとれているのかを確認してみて下さい。
特に3級以上を受験された方は2次試験もありますので、
級にもよりますが、満点の65%から70%ほどとれていたら、
すぐに2次試験の準備を始められることをお勧めします。
もしぎりぎりの方は年によって合格ラインになる場合もありますので、
ボーダーラインの方も2次試験の準備を始められるといいと思います。

対策についてもお話ししたいのですが、
受験する級により問題傾向が異なりますので、
また別の機会にでもご紹介しますね。

英検を受験される方のご検討をお祈りしています。

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2009年6月7日日曜日

外国語学習でよく言われることについて(その9)

今回は「外国語学習でよく言われることについて(その9)」を
お送りします。

※過去の「外国語学習でよく言われることについて」はこちらから
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7 その8

今回はヒアリング(聞き取り)に関してよく言われることですが、
「ヒアリングをのばすためには、耳を鍛えることが大切。
とにかく自然なスピードのものを何度も聞いて

音に慣れることが大切だ。」
というものです。

確かにいくら授業や独学で外国語を勉強して、
現地に行って話を聞くと、とても早く聞こえますので
この考えは正しそうに聞こえます。

このことに関する私の考えは、以下の通りです。
  1. ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
    音に関係ない部分にある。(実は耳の問題ではない。)
  2. 音に関係する部分も、一度コツをつかんだ上で
    繰り返し聴けば、ヒアリング(聞き取り)ができるようになる。
以下詳細をお伝えしますね。
  1. ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
    音に関係ない部分にある。
まず最初は、「ヒアリングが難しく感じる原因のほとんどは
音に関係ない部分にある」ということです。

「でも、本当に耳の問題じゃないの?」と思う方も
いらっしゃると思いますので、次の実験をしてみましょう。

皆さんのお手元にヒアリング教材の原稿を用意して下さい。
それでは始めますね。
  1. 音を聞くように、原稿を1回だけ止まらずに
    最後まで目を通して下さい

    (同じところを何度も読み返したりしないで読み進めて下さい)
  2. 最後まで行ったら、原稿を伏せて下さい。
  3. 何が書かれていたのかを説明してみて下さい。
いかがでしたか?
難しいと思われた方が多かったのではないでしょうか?

難しいと思う理由を挙げますと・・・
  • そもそも使われている語彙がわからない
  • 外国語の語順のままで理解できない
  • 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
    焦って混乱する
ということです。
  • そもそも使われている語彙がわからない

    これはすぐにわかると思います。
    わからない語彙が出てくると、そこで止まってしまうのです。
    もしほとんどの語彙がわかっていれば、
    仮にわからない語彙が出てきたとしても、
    それまでの内容で推測することができますが、
    もしわからない語彙が大多数だと、
    全く何を言っているのかがわからなくなってしまいます。

    そのため、ある程度の年齢になってから
    外国語の学習を始める場合、

    全く意味のわからないものを聞き続けても
    「外国語の音に慣れる」という効果しかなく、
    外国語を聴いて理解できるようになるためには、
    今聴いていることの内容を一度は理解することが必要です。



  • 外国語の語順のままで理解できない

    これも非常に多いのですが、
    特に外国語を学校の授業で勉強した場合、
    和訳をすることに時間をかけていたと思います。
    そのため「すべて和訳をしないと不安」という方も
    いらっしゃると思います。

    勿論和訳をすることが前提であれば、
    非常に大切なことですが、
    通常外国語を使うことを考えると、
    正しく和訳をすることにとらわれ過ぎると、
    外国語の学習へは弊害
    となってしまいます。

    特に欧米諸国の外国語の場合には、
    日本語と語順が違うことが多いので、
    外国語の語順のままで理解ができるかどうかが
    大きなポイントとなります。


  • 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
    焦って混乱する

    これは上記の2つをまとめたようなものですが、
    読んだり聴いたりして、理解するまでに時間がかかり、
    1つのことをまだ理解している最中に別の内容が入ってきて、
    焦って混乱してしまうということです。

    このためには、普段から読んだり聴いたりしたものを
    すぐに理解出来るように普段から訓練する必要があります。

    具体的な方法としては
    1. ヒアリング用の教材をディクテーション(書き取り)する。
    2. わからなかった語彙を辞書で確認する。
    3. ヒアリングの原稿と照らし合わせて確認する。
    4. 一度聴いただけで意味が即座に理解できるようになるまで
      同じヒアリングの音声を繰り返し聞く。

    これを繰り返せば、一度で即座に理解する癖がつきますので、
    さらに聞きやすく(または読みやすく)なります。
今回はヒアリング(聞き取り)に関してよく言われることについて述べ、
ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
音に関係ない部分にある
ことを主な原因を含めてお話ししました。
  • そもそも使われている語彙がわからない
  • 外国語の語順のままで理解できない
  • 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
    焦って混乱する
これが克服できるだけでも、
あなたのヒアリング(聞き取り)力は飛躍的に向上するはずです。
ぜひ試してみて下さい。

上記の実験のように、読む場合には問題なく理解できるのに、
音声で聴くとわからないという場合になって初めて
「耳を鍛える必要がある」と言えます。
今回は長くなってしまいましたので、
音に関する部分については次回ご紹介しますね。


最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やご意見、ご感想があれば、
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今後の参考とさせていただきます。
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2009年6月3日水曜日

外国語学習でよく言われることについて(その8)

前回の更新から時間が空いてしまいましたが、
今回は外国語学習でよく言われることについて(その8)をお送りします。

※過去の「外国語学習でよく言われることについて」は
その1 その2 その3 その4 その5 その6 その7


今回のテーマは
外国語の学習で「読む」「書く」「聴く」「話す」の4つのうち
一番大切なのは「聴く」こと
というものです。

確かに子供が言葉を使えるようになる過程を考えると
この考えは正しいように思えますし、
従来学校の授業では文法や和訳が中心だったことへの反省を兼ねて
「聴く」ことの大切さが謳われるようになったのだと思います。

さて、この件に関する私の考えですが、
初心者の場合は「聴く」「話す」ことが一番大切
ある程度外国語が出来るようになったら
「読む」ことが一番大切
というものです。

以下、詳しく説明しますね。

まず最初に初心者の方の場合ですが、
初心者の方が外国語を勉強したいと思う理由のほとんどが、
「旅行に行ったときに話せるようになりたい」ということだと思います。
そのような状態では、まずは自分で話をして、
相手の話がわかるようになることが先決です。
さらに英語を学習しようと思っている方の場合は
学校で使う言葉として勉強していないため、
聴いたり話したりする経験が圧倒的に不足しています。
そのためにも、初心者の方の場合には
聴くことと話すことに重点を置くことが必要なのです。

その後、ある程度外国語ができるようになってきた方は、
外国語を使うことよりも、何を吸収し何を伝えるか
ポイント
となります。
最初はあなたが外国語ができるということで、
好意を持ってくれるかもしれませんが、
それに見合った内容や意見がなければ、
次第に「何を考えているのかがわからない」と不審に思われてしまい、
せっかく身につけた語学力も宝の持ち腐れとなってしまいます。
この点は私の過去の経験からも非常に大切だと思いますので、
強調させていただきます。
(私の経験に関するコラムはこちらをご参照下さい。)

そのためには、あなたがどのような目的で
外国語を勉強していたとしても、

書籍やホームページなどを読んで内容を理解し、
その内容に関してあなたの考えや意見をまとめることができれば、
日本語は勿論のこと、外国語でも相手に伝えることができます。
そうすれば、相手もあなたの考えや意見がわかるので、
より充実したコミュニケーションをとることができるようになるはずです。
そのためにも、ある程度外国語ができるようになったら、
読むことに力を入れることをお勧めします。

以上、今回は外国語学習でよく言われることについて(その8)と題し、
外国語の学習で「読む」「書く」「聴く」「話す」の4つのうち

一番大切なのは「聴く」ことと言われることについて
私の考えをお伝えしました。

繰り返しになりますが、
初心者の場合は「聴く、話す」ことが一番大切
ある程度外国語が出来るようになったら
「読む」ことが一番大切ということです。

ただし、どちらの場合も気をつけていただきたいのは、
どの外国語も言葉はそれぞれ関連していますので

先ほどお話しした「読む」「書く」「聴く」「話す」の
どれかに特化するのではなく、

それぞれバランスよく身につけることです。
そうすれば短期間で外国語を習得できるようになります。

最後までお読みいただきありがとうございます。
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