お送りします。
※過去の「外国語学習でよく言われることについて」はこちらから
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今回はヒアリング(聞き取り)に関してよく言われることですが、
「ヒアリングをのばすためには、耳を鍛えることが大切。
とにかく自然なスピードのものを何度も聞いて
音に慣れることが大切だ。」
というものです。
確かにいくら授業や独学で外国語を勉強して、
現地に行って話を聞くと、とても早く聞こえますので
この考えは正しそうに聞こえます。
このことに関する私の考えは、以下の通りです。
- ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
音に関係ない部分にある。(実は耳の問題ではない。) - 音に関係する部分も、一度コツをつかんだ上で
繰り返し聴けば、ヒアリング(聞き取り)ができるようになる。
- ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
音に関係ない部分にある。
音に関係ない部分にある」ということです。
「でも、本当に耳の問題じゃないの?」と思う方も
いらっしゃると思いますので、次の実験をしてみましょう。
皆さんのお手元にヒアリング教材の原稿を用意して下さい。
それでは始めますね。
- 音を聞くように、原稿を1回だけ止まらずに
最後まで目を通して下さい。
(同じところを何度も読み返したりしないで読み進めて下さい) - 最後まで行ったら、原稿を伏せて下さい。
- 何が書かれていたのかを説明してみて下さい。
難しいと思われた方が多かったのではないでしょうか?
難しいと思う理由を挙げますと・・・
- そもそも使われている語彙がわからない
- 外国語の語順のままで理解できない
- 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
焦って混乱する
- そもそも使われている語彙がわからない
これはすぐにわかると思います。
わからない語彙が出てくると、そこで止まってしまうのです。
もしほとんどの語彙がわかっていれば、
仮にわからない語彙が出てきたとしても、
それまでの内容で推測することができますが、
もしわからない語彙が大多数だと、
全く何を言っているのかがわからなくなってしまいます。
そのため、ある程度の年齢になってから
外国語の学習を始める場合、
全く意味のわからないものを聞き続けても
「外国語の音に慣れる」という効果しかなく、
外国語を聴いて理解できるようになるためには、
今聴いていることの内容を一度は理解することが必要です。 - 外国語の語順のままで理解できない
これも非常に多いのですが、
特に外国語を学校の授業で勉強した場合、
和訳をすることに時間をかけていたと思います。
そのため「すべて和訳をしないと不安」という方も
いらっしゃると思います。
勿論和訳をすることが前提であれば、
非常に大切なことですが、
通常外国語を使うことを考えると、
正しく和訳をすることにとらわれ過ぎると、
外国語の学習へは弊害となってしまいます。
特に欧米諸国の外国語の場合には、
日本語と語順が違うことが多いので、
外国語の語順のままで理解ができるかどうかが
大きなポイントとなります。 - 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
焦って混乱する
これは上記の2つをまとめたようなものですが、
読んだり聴いたりして、理解するまでに時間がかかり、
1つのことをまだ理解している最中に別の内容が入ってきて、
焦って混乱してしまうということです。
このためには、普段から読んだり聴いたりしたものを
すぐに理解出来るように普段から訓練する必要があります。
具体的な方法としては- ヒアリング用の教材をディクテーション(書き取り)する。
- わからなかった語彙を辞書で確認する。
- ヒアリングの原稿と照らし合わせて確認する。
- 一度聴いただけで意味が即座に理解できるようになるまで
同じヒアリングの音声を繰り返し聞く。
さらに聞きやすく(または読みやすく)なります。
ヒアリング(聞き取り)が難しく感じる原因のほとんどは
音に関係ない部分にあることを主な原因を含めてお話ししました。
- そもそも使われている語彙がわからない
- 外国語の語順のままで理解できない
- 理解しようとしている間に、次の内容が入ってきて
焦って混乱する
あなたのヒアリング(聞き取り)力は飛躍的に向上するはずです。
ぜひ試してみて下さい。
上記の実験のように、読む場合には問題なく理解できるのに、
音声で聴くとわからないという場合になって初めて
「耳を鍛える必要がある」と言えます。
今回は長くなってしまいましたので、
音に関する部分については次回ご紹介しますね。
最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やご意見、ご感想があれば、
読者登録をしていただき、コメントをいただけると幸いです。
今後の参考とさせていただきます。
よろしくお願い申し上げます
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