2009年4月22日水曜日

外国語学習のコツ(その1)

今回は外国語学習のコツと題して、外国語学習を進める上で
気をつけていただきたいポイントをご紹介しましょう。

第1回目の今回は・・・

日本語と外国語は必ずしも1対1ではなく、
1対多または多対1の場合もある


ということです。

「ん?どういうこと?」という方もいらっしゃると思いますので、
これから説明しますね。

多くの方から受ける質問に
「○○って英語で何て言うの?」
というのがあります。

今回はあなたに体験していただきます。(笑) 
ペンと紙を用意して下さい。
心の準備はいいですか?採点しませんので安心して下さいね。(笑)

それではあなたに質問します。もしあなたが友人から
「『すみません』って英語(またはあなたの好きな外国語)で
何て言うの?」

と聞かれたら、あなたは何と答えますか?

3分ほど時間をとって、思いつく限り紙に書いてみて下さい。

・・・・・

いかがでしたか?あなたはいくつ出てきましたか?
たくさん書けた方もいれば、
一つも書けなかった方もいるかもしれませんね。
でも、心配しないで下さいね。
採点をするために質問したのではありませんので。(笑)

私が英語で書き出した内容は以下の通りです。
(勿論これ以外にも正解はあります)
  • I'm sorry. 
    (「ごめんなさい」の代わりに謝る際に使います)
  • Excuse me. 
    (通りすがりの人の気を止めたい時に「すみません」と声をかけます)
  • Thank you. 
    (「ありがとう」の代わりに「すみません」というときも多いです)
  • We cannot do without it. 
    (「なしではいられない」という意味で「すみません」ということもあります)
  • We cannot avoid it. 
    (「避けられない」という意味で「すみません」ということもあります)
・・・・

やり方がわかったところで次の質問に行きましょう。(笑)

「『どうも』って英語(またはあなたの好きな外国語)で何というの?」

これも3分ほど時間をとって、紙に出来る限り書いて見て下さい。

・・・・・

いかがでしたか?
私が外国人の知り合いから「何か日本語を教えて欲しい」と言われると
必ず紹介するのが「どうも」です。
理由は「どうも」という言葉はいろいろな意味を含んでいるためです。

英語の例としては次のようなことが考えられます。
  • Hello. I'm glad to see you. 
    (人と会ったときに使います)
  • Thank you very much. 
    (人に何かをしてもらったときにも使います)
  • I'm sorry. 
    (「どうもすみません」という代わりに、「どうも」だけで済ませることもあります)
  • I'm afraid... 
    (「それはどうも・・・」のように、間接的に否定する時にも使います)
  • I don't think ... 
    (I'm afraidと同様に、間接的に否定するときに使います)
  • See you. 
    (別れの時に「どうも」と言う時もあります)
・・・・・

今回質問した「すみません」と「どうも」の例でわかったと思いますが、
日本語では1語だとしても、英語など外国語にした場合は
状況に応じていい方が異なることがあります。


では、また別の例を考えてみましょう。
あなたがハングル(韓国語)を勉強しているなら、
次の質問の答えを考えてみて下さい。
「『さようなら』ってハングル(韓国語)で何というの?」

多分この質問は勉強されている方には比較的易しいと思いますが、
挨拶をした後、その場所にいるのか、別の場所に行くのかによって
いい方が異なりますよね。

文字化けの関係で、ローマ字で表記しますが、
その場所にいる場合には Annyeonghi keshipshiyo.
別の場所に行く場合には Annyeonghi kashipshiyo.
となります。

なぜなら、もともとAnnyeonghi keshipshiyo.は
「お元気でその場所にいて下さい」という意味で、
Annyeonghi kashipshiyo.は
「お元気でお行き下さい」という意味だからです。

ですので、もし街中で会ったときには、
お互いに別の場所に移動しますので、
お互いにAnnyeonghi kashipshiyo.を使うことになります。

このように日本語と外国語の関係は
必ずしも1対1ではないということがおわかりいただけたと思います。

「こちらの意図が伝わってないようだなぁ」と思った場合は、
日本語を直接外国語に訳していないかを確認してみて下さい。

その代わりに、外国語にする前に、
「どのような状況でその言葉を使っているのか」を確認して
「要するにこれはこういう意味だ」とわかってから外国語にすると、
相手から不思議な顔をされる心配も解消されることでしょう。
ぜひ試してみて下さいね。


最後までお読みいただきありがとうございます。
ご質問やご意見、ご感想があれば、
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今後の参考とさせていただきます。
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