2009年5月1日金曜日

外国語学習のコツ(その5)

今回は外国語学習のコツ(その5)をお送りします。

※過去の外国語学習のコツはこちらから
その1 その2 その3 その4

今回の内容は、特に英語をはじめとして、
ドイツ語、フランス語、スペイン語など
ヨーロッパで話されている外国語を
勉強されている方に役立つポイントです。

それは・・・
相手に状況を察してもらうのではなく、
こちらから要望を伝える

ということです。

「状況を察してもらうって?」と思った方が多いと思うので、
次の例を挙げましょう。

例えば、あなたが友達と買い物に出かけていたとします。
しばらく買い物をしてると、あなたはのどが渇いてきました。
そこであなたはこのように話をしました。

あなた:疲れたね。
友達:どこかでお茶でも飲もうか?

無事に近くの店で休憩することができました。


この状況を英語の環境ではどうなるでしょうか?
話は全く同じです。
あなたは友達と買い物に出かけています。
しばらく買い物をしていると、あなたはのどが渇いてきました。
そこであなたはこのように話をしました。

あなた:I'm tired. (疲れた)
相手:Yes? (そう?)

と言ったものの、その後が続きません。
こちらの言ったことがわからなかったと思い、
もう一度繰り返します。

あなた:I'm tired. (疲れた)
相手:So what? (それでどうしたの?)

と言われ、休憩をすることができませんでした。
これはなぜでしょうか?

日本語は自分の要望などを直接的に相手に伝えると
相手に迷惑がかかるので、こちらの状況だけを伝えて、
相手にこちらの意図を察してもらうという
根本的な考え方があります。

その一方で、英語をはじめとするヨーロッパの外国語は、
もともと狩猟民族という歴史背景をもち、
次にいつその人に会うのかがわからないため、
自分でその場で解決するという考えが浸透しているようで
自分の考えや要望については直接的に話すことが求められます。

先ほどの「疲れた」の例ですが、
日本語で「疲れた」と言えば、
それだけで「疲れたから、休憩しない?」
という意味を相手に察してもらっているので、
あなたが「疲れた」というだけでわかるのです。

ところが英語で"I'm tired."と言った場合には、
あなたが疲れているという
状況を説明しているに過ぎない
のです。
そのため相手からすれば、
どうして欲しいのかがわからないのです。

ではどうすればいいのでしょうか?
それは遠慮せずに具体的な要望を言うことです。

例えば今回の例では、

あなた:Oh, I'm tired.
     Why don't we take a break and have a cup of coffee?
    (ああ、疲れた。休憩してコーヒーでも飲まない?)
相手:OK. Let's go and find a coffee shop somewhere.
    (わかった。どこか喫茶店を探しに行こう)

と言えばいいのです。

以上、今回は外国語のコツ(その5)として
相手に状況を察してもらうのではなく、
こちらから要望を伝える
ことをご紹介しました。

「そんなお願いしたら、相手に迷惑がかかるし・・・」
と思われる方もいるかもしれませんが、
相手にこちらの要望を言わない限り、
あなたの要望はいつになっても相手に伝わりません。

いずれにしてもヨーロッパの外国語で話をする場合には、
「結局どうしたいの?」と言われてしまうことになりますので、
遠慮しないでこちらの要望を伝えてみて下さい。

さて、今回は皆さんに宿題です。(笑)

あなたが飲み物の自動販売機に行くと、
日本語と英語で自動販売機の使い方の案内がありました。
次の説明文を英語にしたらどうなるでしょうか?

「飲み物とお釣りが出てきます」

ぜひ考えてみて下さいね。


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